少し先の春には。
骨折の診療日。江南市の昭和病院へ行く。
晴れていたら無茶をして自転車で行ってやろうなどと無謀なことを考えていたが、雨天なのでおとなしくタクシーで行く。
こういうときにタクシーに頼らなければならないところに田舎さを感じる。
しかし、このように出かける用事があるのはいい。
なにかが止まらずに動いているという実感がある。
仕事じゃなくてもいい。病気の治療でも何でも、やるべきことやできることをしていたいのだ。
家でジッとしているのが楽でノンビリできるのは最初のうちだけだ。
どうも停滞しているようで気持ちが荒んできて仕方がない。
ギプスが外されて、初めて手術で切開された跡を見た。
切開跡が小指の根元から長さ10cm弱にわたって踵方向へ伸びていた。
切開部は10個前後ホッチキスのようなもので止められていた。
担当医は切開部がきれいに癒着しているのを確認すると、それを1つずつ外していった。
まさに閉じられた紙からホチキスの針を外すかのようだった。
そこを消毒し、また包帯巻いてギプスをされた。
最低4週間のギプスが必要で、次回の診察でギプスが半分になり、そのまたしばらく後に、「踵歩行」が可能になるらしい。
ちなみに骨が完全にくっつくのには3ヶ月かかるそうだ。
骨がくっつくのが来年の1月初旬。
プレートを出すための切開手術が来年の3月頃かな。
来年の春には、自転車に思いきり乗れるだろうかと、少し先に期待を寄せている。
写真:愛知県江南市・昭和病院の整形外科受付と待合室。左手奥に総合受付がある。