自転車の季節。
久しぶりに八曽へ行った。
愛知県の犬山市にある、八曽自然休養林である。
中学の頃、友達と川へ泳ぎに行った、あの八曽である。
高校の頃、MTBを買って初めて走りに行った、あの八曽である。
大学の頃、授業をサボって走りに行った、あの八曽である。
こんな感じで八曽は、実家から近かったこともあり、なじみの深いところであった。
大学を卒業して就職で岐阜に越してきたが、岐阜にきてからも世話になっているショップ・Be-hopのホームコースだということで、社会人になってからも時々来ていた。
しかし、最後に行ったのはいつだか忘れてしまった。3年前くらいから仕事に忙殺されて、習慣的に自転車に乗ることがなくなってしまっていた。
とりあえずアメリカから帰ってきてから行ってないし、渡米する前も1年くらいは行ってない。というわけで、最低3年ぶりだと思われる。
ひさしぶりの八曽は、森の匂いがして、なんだか凄くいいところのような気がした。アメリカから帰国してからもう1年が経とうとしているが、この1年で走りに行った回数なんて、片手で足りるくらいである。もちろん八曽には来ていない。
冬場にスキー場には行っていたが、なんか木々の匂いとか、陽射しとか、そういうものに本当に久しぶりに触れた気がした。
八曽はすっかり変わっていた。山がかなり切り開かれ、ハイキングコースが増えていた。
MTBの数は増えてはいないが、減ってもいない、そんな感じだった。
しかし久しぶりのバイク、NewBikeの良さと同時に、運動不足も痛感した。
Be-hopの常連さん達にもついていけず、脚がつるだけならまだしも、ハンガーノックで倒れるかって状態になってしまった。
登りで力がでなくなるだけでなく、下りでも握力がでなくなり、腕があがって下りでバイクを降りなければならないくらいだった。
MTBは全身運動だということを忘れていた。腕の筋力も随分落ちているのだろう。
しかし、仕事の疲労と違い、運動の疲労は心地いい。
体が動かなくても、気分は晴れやかである。