First Ride@開田高原マイア【12/24】

記録的な暖冬であった2015-2016の昨シーズン、滑走日数はわずかに2日間。
もう、スノーボードというスポーツをあきらめてしまおうかと思ったくらいであった。
そんなわけで、冬が近づいてもまったくテンションのあがらない自分であった。
   
昨冬はエルニーニョ現象の為に暖冬だったが、今冬はラニーニャ現象だから大雪のはず、
シーズン前からそんな話がされていたはずだが…11月の立山でも既に去年並みに雪が少なかったようで、12月になっても気温の高い日が続き、雪が全然降らないありさま。
もうニョーとかニャーとか云々のレベルではなく、地球全体の温暖化による影響なのは明らかだろう。
 
ぐるぐると考えた挙句、とりあえず今シーズンは普通にスノーボードを楽しもうと決めた。
但し、雪が無い時はいさぎよく自転車に乗ろうという保険月である。
 
今年のクリスマスは金~日と3連休であった為、カレンダーを見た時から南木曽に逃げ込むつもりであった。
その初日を初滑りに充てることにした。
 
しかし、南木曽では、前夜木曜日から当日朝まで土砂降りの暴風雨。
もう築60年の超古民家、あちこちがガタビシ鳴って、家ごとふっ飛びそうなほどであった。
 
そんなわけで結果的に初滑りは24日、クリスマスイブとなった。
行先はあまり考えもなく自然と開田高原マイア。
コースは単調だが、雪質がよくて混雑がない、そんなゲレンデである。
 
しかし…雪が少ない。
 
そこにあったのは、奥美濃あたりで11月のシーズン早々に登場するきしめんコース。
100%人口雪で狭いところを滑りたくないから奥美濃には近づかないのだが…こんなところでご対面。
 
動いているのはクワッド1基のみ。
滑れるのもコース1本のみ。
まだゲレンデは半分以上がオープンしていないのに、スノーマシンが稼働しておらず、雪を作る気がないのかと疑心暗鬼になった。
 
前夜に若干の降雪があったらしいが、その恩恵はあまりなかった。
気温は低く、堅いバーンが重たくならなかったのが救いであったか。
スキーヤーが多く、スノーボーダーも中級者以上が大半だった。
 
とりあえず、雪が少なくてアイスバーンでコースが狭くても、文句を言わずに滑った。
シーズンイン初日に足腰慣らすくらいなら、どんなコンディションでもよいだろうと。
怪我もなくシーズン初日を終えられればよいと思っていたが、怪我云々以前に、板に乗れていなかった。
朝イチリフトの動きだしから滑り始めたが、やっと乗れてきたな、と思えた頃には昼になっていた。
やはり、昨冬2日しか滑っていなかった影響は大きい。
 
1度だけティーホルンで休憩をとった以外は、滑り続け、1400時ころ、ゲレンデを後にした。
 
上松のねざめホテルで風呂につかり、山下達郎のSeason's Greetingを聴きながら、南木曽の自宅に帰った。
 
とりあえずのシーズンイン。
ひょっとしたら次の冬はスノーボードをしていないかも…
なんてことさえ思わされた初滑りであった。