聖地を駆ける。

 会社の長期休暇制度がキッカケで冬にニセコに通うようになり、北海道のよさを再認識したのだが・・・
 スノーボードを楽しみながらも、また自転車で走ってみたいという気持ちが強くなっていた。
 
 北海道もやはり遠いところ。
 日本国内のその他の地域と違うのは、とにかく広いことである。
 町から町への距離が長く、自転車でツーリングをするには2〜3日じゃ時間が足りない。
 秋の連休に有休を加え、何とかそれらしい旅ができそうな5日間の休暇を確保した。
  
 17年ぶりに愛車とともに北海道に降り立った。
 千歳空港からJR線で移動して、最後に北海道を訪れた時に旅を終えた余市からスタート。
 積丹半島を一周して、ニセコで連泊してから千歳空港まで走る、というコースを設定した。
  
 10月上旬の北海道は、数日前には雪が降ったりしていて、気温的にギリギリ自転車を楽しめる時期だった。
 道が未開通だった積丹半島を一周し、日本海側の雄大なシーサイドラインに感動した、
 そして、パノラマラインや羊蹄山一周など、ニセコも自転車遊びをするにはうってつけの環境で、気持ちよく走れた。
 内地では見られないような山々全体が色づくような燃える紅葉が見られたのもうれしかった。
 
 積丹では積丹ユースホステルに泊まった。
 ここも17年ぶり。当時小さかった息子さんや娘さんたちが、すっかり大人になってしまっていて驚いた。
 宿もその周りの様子もすっかり変わってしまったが、夜の宴会の雰囲気は当時と変わっておらずとても楽しかった。
 ニセコでは、冬にお世話になっているとほ宿・旅物語に連泊させていただいた。
 冬季同様、旅人が集まりとても楽しく過ごすことができた・・・!
  
 今回、17年ぶりに走ったがやっぱり最高だった。
 自分にとっての北海道は、自転車の聖地。
 今も昔も永遠に、憧れの土地である。

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