自由ということ。

 今日は頭痛がひどく、午前中は休んで午後から出勤。
 普通に疲れがたまっている。
 出勤はしたものの、体が重い。
 体中の神経が麻痺して、体が自分のものでないような感覚。
 夕方まで休んでしまいたかったが、休める時期ではない。
  
 出勤して午後の業務にとりかかろうとしたら、携帯がなった。
 席をはずしてかけなおすと、友人のSさんからだった。
 何ヶ月ぶりかの電話だった。
 自分より年上で、学生時代に旅先で知り合った人である。
 遠方に住んでおり、もう5年くらい会っていない。
 会社を辞めたので、報告までに電話したとのこと。
 この前田舎暮らしを始めたとは言っていたが、会社を辞めてしまうとは思わなかった。
 とりあえず海外旅行するが、先のことは決めていないとのことだった。

 忙しさに追われている俺にとってSさんからの電話は、いい意味でなんだかペースダウンさせてくれるきっかけになった。
 Sさんは「自由人になれたよ」と言っていたが、そんな生き方もあるのだ。
 会社を辞めることだってできるし、働き続けることだってできる。
 今こうして自分が働いているのも自由の中から選んだ1つなのだろう。
 不自由に感じるのは、今の生活とか環境は自ら選んだものだということを、いつのまにか忘れてしまっているからなんだろうな。